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アクリマタシオン公園 国際イベント

報告1「イベント全体」 

 

報告1 「イベント全体」

報告2 「鹿児島スタンド」

報告3 「環境」

 

     
 
 

4/7からの一ヶ月間、ルイ・ヴィトン財団が管理するアクリマタシオン公園にて日本文化をPRする舞台を設けていただきました。

4月のパリはまだ肌寒く、最高気温が14度前後だ

 

ったでしょうか。特に今年は雨の日が多く例年にない気候ということで不安と期待の中で開催されました。
「スタンド」と呼ばれるブースの中で文化の紹介や工芸品の販売を行うのすが、全国各地から参加した方々を52のスタンドに分け、約一週間単位で入れ替わるスタンスを取り入れました。

日本からは450名ほどの参加者があったということで管理をされていたJALPAKの方はじめ関係者の方々には大変感謝しております。
時間帯でパフォーマンスや舞台での演舞など様々な演目が行われフランス人はじめ来場者には喜ば

 

れたことだと思います。
また、この公園は17ヘクタールある広い公園で、園内には遊園地や動物園が併設されており、フランス人の子供達が多く訪れる場所ということで多くの子供達に日本文化を触れていただく機会となりました。

いまになり思う事は、この空間は次へ繋がるための催しだったということでしょうか。日本文化を体験した子供達が大きくなり「日本」を知り、またその子供達へ繋げていく教育の一環でもあったような気もします。遠い異国で心地よい空間を過ごすことができました。ありがとうございます。

 

 

 

 
 
 

 

トータルの来場者数は約20万人ということで大変盛り上がりました。

一日の最高来場者数は祝日の5/1で、3万人という報告もあり入場制限をしなければならない状況だ

 

ったそうです。公園の入園時間は朝10時から夜7時までで、午後2時あたりから来場者が増えるということは知らされていたのですが、5/1は正午あたりから込みだし午後5時過ぎまで入場制限が設けられ長蛇の列でした。

水曜日はフランスの小学校が休みで、先生に引きつられ小学生の団体が多く見られました。「ありがとう」「こんにちは」という言葉を先生に教えられて、あちこちで日本語が聞こえることでした。中には日本人の小学生もおり、日本語とフランス語の二つの名前をもっているようで、流暢にフランス語を話している姿を見ては子供の柔軟性

 

に感心した次第です。

来場者の多くの方が日本に感心があり、日本に行ったことがある方やこれから日本に行くという方、息子さんや娘さんが日本で働いているご両親まで本当に多くの方が日本を好きでいてくださっているという現実に触れることができました。
また着物を着て来場してくださる方もおり、日本の「侘び寂び」文化がとてもお気に入りのようで何度も公園に足を運んでくださいました。
イベントの告知や情報発信をNHKワールドで見た方も多く、20万人という今回のイベントの規模を直に知ることがきました。

 

     
 
 

「復興に向けて頑張る日本を応援します」という主催側の思いがあり、公園内に屋内展示場を設け被災地写真を実施していました。

新聞社提供の報道写真展で、大震災の前後の様子

 

が飾られており、多くの方の胸に刻まれたことだと思います。この展示会場を担当した方に聞くと、震災から一年が経ったこの期間、多くの個人や団体が「チャリティー」という名目のもと自己利益だけを目的としたイベントを見てきて心が痛かったそうです。日本人にしろ外国人にしろ、まったく関係のない事業にも関わらず震災を利用してきてたようです。

いま一年経ち、今後は感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉で前向きに日本を
発信していこうということで、会場管理を引き受けたそうです。ご本人もおっしゃっていましたが

 

「キレイ」にまとまりすぎて復興が終わったかのような印象を与えることがあるかもしれないということでした。最近は報道もされず今なお被災地の現実が伝わらないことへの葛藤もある様子で、今後は世界各地へ広めていきたいということで、すでにオファーもきている様子でした。

昨年4月に、岩手県の宮古へ行き被災地視察と支援を思い出しながら今後の活動を考える機会となりました。
イベントのスタンドには岩手県も自治体として参加し「平泉」の世界遺産をPRし積極的に観光誘致へ力をいれていました。

 

 

 

 
       

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